AIクリーチャー

生成AIが生み出すクリーチャーの世界 Part 2

架空のゲームや映画の設定で妄想を楽しむ!

テキスト(プロンプト)からイラストを作り出す生成AIが話題となって久しいですが、ここではホラー映画やホラーゲームに出現しそうな、出て来たら面白そうな(怖そうな)クリーチャーを生成AIに作ってもらって、勝手に能力やシチュエーションを設定して妄想遊びをしたいと思います!

※使用するのはDALLE-3やStableDeffusionなどです。テキストから画像生成するtext2image、もしくは私自身が撮影した写真であったり描いたイラストを読み込んでのimage2imageで作成してます。他者の著作権作品を読み込んだり「○○っぽく」などのプロンプトは使用しておりません。

※クリーチャーの描写や世界観に統一性がないので同一作品に出て来るクリーチャーという設定ではありません。(同じ世界観のクリーチャーを集めてストーリー構成をする、なんてシリーズをやるのも面白そうです。)

全身鎧の巨大サソリ 「冷血なる砂漠の使者」 メタル・ニードル Giga Metal Needle / Creature 03.

砂漠で出会えば「ハイ、終わり」

とある国の荒野や砂漠地帯に鉄で出来たような巨大なサソリがいるという噂が経った。調査した者によれば体長は1メートルほどの大きさで数匹発見したという。異常発達したサソリでその大きさに調査隊は絶句したが、恐ろしいのはその大きさでありながら動きが素早く非常に攻撃的で逃げ遅れた数人が犠牲になったとか。彼らによるとサソリの尻尾には毒はないらしいが、素早い動きから繰り出される尻尾の突きとハサミ攻撃は不可避だという。生存者は犠牲となった者のお陰で隙を見て車で逃げたようだが、途中まで車を追い掛けて来て接近するほどのスピードだったという。サソリの攻撃パターンはハサミで獲物を掴んで動きを封じてから足や腹に尻尾のニードルを何度も突き刺して弱らせてから捕食するという凶暴さ。

しかし、噂になったサソリはその程度の大きさではなかったようだ。さらにそこから10キロほど離れたアルベキノ区と呼ばれる山岳地帯は荒野と岩山しかなく前人未到の地とも呼ばれ、人間の侵入を拒むかのような過酷な地帯だが、神話ともなるべく巨大な鋼鉄サソリはそこに存在していた。調査隊が荒野を探索していると200メートル以上は離れた岩山の奥から猛スピードでこの巨大なサソリ「ギガ・メタル・ニードル」が迫って来たのだ。

その大きさは1メートルどころの話ではなくハサミの先から尻尾まで入れると全長は優に20メートルは超えるとんでもない巨大生物だった。調査隊はライフルやショットガンを念の為に装備してはいたが、それでは全く歯が立たず、次々にニードルの餌食になっていく。ハサミで人間の体をホールドするとそこから凄まじいスピードでニードルが脳天や延髄を貫く。ほぼ即死状態だから毒の必要性がないのは頷ける。

残った者は2台の車に分乗しその場を離れるが荒れた大地のせいでスピードが思うように出せず、1台の車は追いつかれると巨大なハサミで叩かれて横転し、車もろとも鋼鉄ニードルで貫かれて破壊された。もう1台の車で生き残った2人の調査隊によって報告され、人間が永遠に立ち入ることを許されない神聖な領域として伝えられるようになったという。

03. ギガ・メタル・ニードル

体長およそ22メートル、攻撃力 289、守備力 903、体力 387、得意技 アイアン・シザース、スイング・シザース、鋼鉄ニードル脳天砕き、延髄串刺しニードル

とにかく巨体ながら動きが素早くて、体が鋼鉄のように頑丈なのが特徴。まさにラスボス級の手ごわさである。この荒野で普段は一体何を食べて生きているのか謎。ハサミ攻撃だけでも致命傷を負わせられるが、基本的にはハサミは獲物をホールドする為にあり、フィニッシュホールドはそこからの脳天砕きか延髄串刺しだ。

ポイント

簡潔なプロンプトしか使ってませんので、全て生成AI任せです。これも確か「巨大サソリ」「砂漠」みたいな極平凡な感じだったと思います。ちょっと画がおかしいときや少し変更したいときは画像を編集します。プロンプトで描くイメージを理想的に出すのはかなり難しいので、場合によっては自分で描いた方が早いです(昔は漫画家を志望してました)。クリエイターが生成AIによって廃れると言われますが逆に生きるんじゃないかなって感じます。クリエイターの創造性も大事だし、100%プロンプトだけで狙ったイメージ、思い描くイメージに持っていくのは不可能に近いですね。頭に描くイメージを言葉にするのは難しいから技術があるなら描いちゃったほうが早い、ってことでイラストレーターや漫画家さん(特に漫画はコマ割りで細かい構図とか連続性のある展開が必要だから描いた方が早い)が廃れることはないんじゃないでしょうか。ただ今回のように詳細に狙うイメージなどもなく「ザックリでいいかな」ってときは生成AIが圧倒的に良くはなっちゃいますけどね。まだ1~2年でこれだけのクオリティなのでこれからどうなっちゃうの?って感じではあります。昨日のことはもうだいぶ過去の話というのが生成AIの世界なので、今後はさらにイメージに近い画を出しやすくなると思います。さらにテクノロジーが進化して頭に描くイメージを瞬時に映像化できるなら大半のクリエイターの仕事は消える可能性はありますけどね。

チェーンソーを持った「生ける屍」ライヒナム Leichnam / Creature 04.

誰だ?屍にチェーンソーを持たせたバカは

とあるヨーロッパの田舎町に突如現れた動く屍の群れ。しばらくは廃墟の村や森に棲みついていたが、あるとき突然、農村を襲い始め人々を食べ始めた。しかも恐ろしいことに群れの中の数体が武器を扱えることが確認されたのだ。その武器とはチェーンソーだった。恐らく初めに襲った農村で入手したのではないかという憶測もあるが、廃墟に棲みついていたときからすでにチェーンソーを持っている姿を見た者がいるという噂もあり、近隣の街や村はパニックに陥った。駆除すべく討伐隊が招集されたが18名の男たちは無残にも全滅した。その後、近隣の住人と生ける屍たちがどうなったかは誰も知らない。

05. ライヒナム

体長 人間と同じぐらい、攻撃力 (チェンソー有り) 68、(無し) 27、守備力 16、体力 49、得意技 振り回しチェーンソー、噛みつき、はらわた握り潰し

ライヒナムとはドイツ語で「屍」の意だ。しかし、奴らはただの屍ではない。生ける屍だ。しかも最近の屍は実に厄介だ。生意気にも武器を使って来るではないか。誰かが使い方を教えたのか?それとも自ら探し出して使うことを覚えたのか?しかもチェーンソーはガソリンか電気を食う。チェーンソーにガソリンを補充したり、充電したり小まめにしてるということなのだろうか?しかしながら大半の屍は武器を使えない。特定の個体だけが操れるのは何かしらの変異によってなったのか、もしくは実験で意図的に生み出されたのかも知れない。こいつらに素手で戦うのは極めて危険だ。拳銃であっても難しいだろう。ただし強力な火力の武器があればさほど困難ではなくなる。ショットガンやダイナマイトがあれば比較的イージーに倒せるだろう。しかし、複数いる場合は要注意だ。動きが遅そうに見えて案外あっという間に詰められてしまう。ひとりで複数を相手にすると弾のリロードやダイナマイトに点火するのも間に合わなくなるだろう。ダイナマイトは近すぎると自滅するから使えなくなる点も不利だ。強力な火炎放射器は有用性が高いが相手が無数にいる場合は燃料が尽きたら「ジ・エンド」になってしまう。囲まれないように入念なプランを要する。そもそも奴らが集団でいるところには近づかないのが鉄則と言える。

ポイント

武器を使うゾンビは映画やゲームで頻繁に見掛けるようになりました。そしてホラーにおける武器と言えば、やはり「悪魔のいけにえ」のレザーフェイスのお気に入りでもある「チェーンソー」を思い起こす人は多いのではないでしょうか?ホラーにとって大変、魅力的な武器のひとつと言っても過言ではないでしょう。ガリッガリのゾンビが重そうなチェーンソーを持てるんかい?って気もしますが、それはそれで面白いです。3枚目の画像はアメコミ調ですね。

というわけで「生成AIが作るクリーチャーの世界 パート2」を終了します。中々、イメージ通りにはいかないものです。どのサービスを使うかでもかなり違いが出ると思います。ガチャ的要素があるのでそれはそれで面白いですが、具体的なイメージを持つほどプロンプトが大事になってくると思います。そこに結構、時間が掛かるかも知れません。それでも当たり前ですが、このクオリティで描くことは無理だし、どんだけ時間が掛かるんだって話なのであらゆるシーンで有用になってくるでしょう。というかもうなってますよね。

生成AIは生成AIでもサービスによってプロンプトに日本語が使えたり、学習度合いによってかなり特徴にも差が出てくると思うので有料サービスも無料サービスもありますが、色々と試してみると自分に合ったAIに出会えるかも知れませんね。

-AIクリーチャー
-, , , , ,